防水というとまず頭に浮かぶのは
屋根や窓からの雨露の浸入を防ぐものということになるでしょう。
しかしながら、防水の果たす役割はこれだけにとどまらず、
建物の機能・居住性を高め、また、安全性・衛生の確保を
することにより生命・財産の維持・保全という
社会的使命をも担っていると言うことも出来るでしょう。
そんな重要な役割を果たす上で防水に必要な機能は
建物を総合的に保護する機能、
言い換えれば、
躯体コンクリートへの酸素・水分・炭酸ガスの浸入抑制機能です。
そこから得られる
コンクリート中性化抑制、鉄筋発錆の防止効果によって
建物の長期耐久性を確保することが
防水に求められていると私たちは考えます。
従って建物を総合的に保護するには
屋根だけでなく外壁も含めて
建物全体を防水することがより効果的
だから…
私たちは建物を丸ごと防水するという発想の基に
環境負荷の少ない工法をベースとした
建物の長期維持保全策を提案・実行することにより
サステナブル社会構築の一翼を担いたいと考えています。 |